今日は朝5時起床。
実はその前からお布団の中で、「何を話そうか・・・」
頭の中はフル回転。
はい!
今日は大賀郷小学校3年生、19名が見学に来てくれました。(^O^)
地元小学生が一クラス揃ってきてくれるのは本当に久しぶり。
私自身も年齢を重ね、また時代もドンドン進んでいきますので子供達の思いも変化していきます。
中学生や、高校生徒も異なった「くさや」のお話し。
はじめは単純に考えていましたが、「思ったより難しい」(>_<)
一時間と限られた時間内に、何を伝えようか。
子供達から届いた質問は26。その一つ一つに答えるのではなく、ストーリー性を持たせ一時間を終えたい。そのためにはメリハリも必要ですよね。
一つ目の見学を終え、当店に来たのは午前9時55分。
予定より5分早く、思わずニッコリ。
「少し余裕ができた!」
挨拶早々に、「くさや食べたことある人!」
「はい!」(^O^)
元気な手にビックリ。
多くの子が手を上げてくれたので、
「じゃあ、くさやを持ってくるね。」
「やった!!」
大歓声に。
二皿出すと、ものすごい勢いで食べて頂き~
これまたビックリ!
やっぱり島っ子は違う~(^O^)
もちろん、少し離れて小グループの姿も。
そんな子供達にも、くさやの思いが伝わるように頑張りましたよ!
今回は、なるべくわかりやすく、ここがポイントだよと意識しながらお話ししました。例えば、語源や成り立ちは通説をもちい数を絞りました。
また他店よりも当店の作り方を重視し、答えを迷わないようにしました。
正直なところそれが正しいかどうかわかりませんが、
子供達の事前質問→答え
を記入しやすいように説明していきました。
次にテンション上がったのが、
くさやの製造!
割裁機を動かし、むろあじのお腹を開くと
「おっ~」
お腹内部を開いてみせると
「すご~い!」
包丁で、鰓、内臓を除去すると
「早い!」
「鮮度が悪くなるから、本当はもっと早くするんだ。」
もっとテンション上がったのが、
「くさや液かき混ぜる人!」
「はい!はい!はい!」
あまりの多さに驚いちゃいました。
自然に列ができ、順番にかき混ぜましたね。
「みんながかき混ぜてくれたから!」
とかき混ぜたくさや液と、かき混ぜていないくさや液を比較させると
大喜びでした!
「1gのくさや液の中に、菌はどれくらいいると思う?」
次々と答える数に
「もう一声。」のアドバイスを重ね
「次の一声が正解。じゃあ、みんなで!」
「○億!」
「そう!大学の先生が写真にも撮ってくれたよ。」
次々に紹介していくと、子供達のテンションはドンドン高くなります。
くさやの売り上げが落ちていること。
そのために私が行っていることを伝え、最後に水産加工組合で考えた商品の紹介をしました。
「これがくさや味噌だよ。」
「味噌にしか見えない!」
「じゃあ、試食してみようか?」
「えつ!やった!!!」(^O^)
本日一番の盛り上がりです。(笑)
「美味しい!」
「思ったより甘い!」
「くさや入っていないみたい!」
「お味噌汁でも大丈夫かな?」
「ご飯に合いそう。」
「うちではくさやを野菜と一緒にクレープに包むよ。」
いろいろなレシピをきいているうちに
「どこで買えるの?」
「お母さんに買ってもらう!」
と。
嬉しいですね。
なにより、
「くさや食べられないけど、これは食べてみようかな~」
と、クラッカーにのせたくさや味噌を口にする子も。
一時間前の子供達とは、明らかに変わっていました。
時間になったのですが、矢継ぎ早の質問で5分オーバー。
次の見学があるので、ここで終了となりました。
バスから手を振る子供達の笑顔は、とっても素敵でした。
来てくれてありがとうね。
一生懸命、見学内容を考えた甲斐がありました。(^O^)
さて、明日は青むろくさやの製造!
心入れ替え、頑張らないとですね。
子供達が喜んでくれた、「くさや味噌」ですが
ご注文はこちらです。
ぜひお楽しみ下さいね。