増毛町アワビセンターが解体されましたね

昨夜からずっと雨。
ようやく梅雨らしい雨になりました。
13時現在の1時間最大雨量は午前4時56分からの32mm。

今朝の画像撮影は、
午前4時46分でしたので、雨が降る前、ちょうど良いタイミングで出勤したのですね。
ちなみに当時の港はご覧の通り。普段は見られない排水が勢いよく流れていました。

排水


普段見られないと言えば、先日、北海道増毛町の友人が画像を送ってくれました。
私が初めて働いた職場「増毛町アワビ中間育成施設」です。
解体が始まったらしく~
完成から35年。
確か償却30年と記憶していますので、勤めを終えたのですね。

この日を迎えられたこと、地元みなさんのおかげです。
本当に長い間ありがとうございました。感謝の気持ちで一杯です。

解体

建てられた場所は、一面田んぼでした。
画像手前、海側の土手にはわさびがたくさんありましたね。
そんな開けた地で行われた地鎮祭。
建設会社社長さんが、鍬を振り上げると「よいしょ!」と大きな声を上げたこと今でも覚えています。

総工費3億2千万円。
国の補助が二分の一。道の補助が四分の一。残りは町の予算でした。

施設は、下の画像右奥に見られる緑色の長さ11mの水槽が88槽。
画像左手に見える灰色の大きな円柱は、一時間に200tの海水を濾過できる急速濾過器。
大きな濾過機が二台並び、一時間に計400tの海水を流していました。

解体

画像中央の部屋は電気室。急な停電時にもポンプが停まらないように対応しましたね。
その地下には取水ポンプ室。30kwのポンプが三台。
海水は施設から400m。沿岸からは280m沖にある取水口から直径500mmの管で揚水。

3ヶ月に一度、岸から280m泳いで取水管先端を潜水調査。そしてに先端についてある自動水温計を交換し戻ってくるのですが・・・当時は若かったですね。


そうそう水深は7m。
取水口先端は立ち上がっているので海水面から3~4m。時化るたびに泥や海藻、魚まで入り安定した揚水ができるまで大変でした。

海水の安定供給のため、施設を「早急」に改良すると、
会計検査院さんに「事前に計画変更を出さなければ補助金返還」
と指摘され、めちゃくちゃ怒られたことも。

会議を終え、廊下に出ると
一転、
「頑張りなさい!」
と握手されたこと、今でも覚えています。
通常ではあり得ないみなさんの協力が、アワビ生産量全道一に導いてくれましたね。

ただ、そんな私の苦労なんて最初の10年だけ。
後を引き継いだみなさんの事を思うと・・・(>_<)

建設当時から携わった地元現役「職員」さんはいませんが、
稼働してからは、増毛町役場のHさんが唯一。
それから地域の方、漁師さん、そして退職したみなさん。

個人的にも、技術的にも、迷惑ばかりかけていたので
本当に申し訳ない気持ちで一杯。
もう少し私に実力があれば、違った未来があったでしょうね。

私にとっては今も鮮明に記憶されている施設ですが・・・
36年前のあの時と同じように平らな土地になってしまうのですね。

もう一度だけ、目に焼き付けておけば良かったな~

先週、当時お世話になった仙台火力(施設内にアワビ種苗施設がありました)が、3.11震災前には新しく建て変わっていたと知ったばかり。(アワビ施設の存在は不明)

時が移り変わっていく中、
ずっと水産で頑張る友人知人。
すごいな~
本当にすごいです。
私も一歩でも近づけるよう頑張らなきゃ。

それが携わって頂いたみなさんへの恩返しですね。

アワビ施設、お疲れ様でした。
そして、ありがとう。
施設のおかげで、今の私がいます。

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