くさやとは

くさやの品格

正座

台所からくさやの焼ける匂いが食卓まで漂ってくる。子供達は正座をし、くさやとの対峙の時を静かに待つ。皿には焼きたてのくさやが盛り付けられ、食卓におかれた。くさやから立ち上がる芳香が子供達の顔をほころばせる。子供達は、早く箸を付けたいのを我慢し、くさやとそれを仕込んだ父に感謝の合唱をする。これこそが、格のあるくさやに対し、尊敬と感謝の儀を唱える我が家の儀式なのだ。くさやを知らない方にお伝えしたいことがある。くさやとは八丈の大切な文化の一つであるということ。つまり、くさやを知らなくて八丈を語る無かれである。匂いから嫌だ。食べないと言うことは自由であるがくさやの歴史くらいは知ってほしい。
くさやの品格

子供達とのくさやづくり

干し作業

我が家の子供達は小学校に入学すると、春飛魚の白子取りからスタートします。「手が冷たかった。でも最後までお手伝いできて良かった。」と当時、娘は書いてましたね。夏休みになると解禁された小ムロの干し作業や水ため作業を。中学生になると包丁を持ちエラと内臓除去を。そして高校生になると飛魚の製造を。子供達の成長を交えながらくさやの作り方をご紹介しますね。
くさやの作り方

くさや液とは

くさや汁

伊豆諸島伝承の味「くさや」。くさやにするとなぜ腐りにくくなり、美味しくなるのか。なぜカルシウムが増え、栄養分が増えるのか。その前にくさや液って何?一体何からできたの?何百年もの時を経て、現在の味を醸し出す不思議な液体。そんなくさや液から調べてみました。
くさや液とは

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